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校長コラム

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  • 2014.11.11

[クリエイティブな数学の学習法] 数学と経済をつなげて学ぶ

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数学って何のために学ぶの?何の役に立つの?

そう聞かれたら、あなたはどう答えますか?数学の先生にとっては、とても悩ましい問いなのではないでしょうか。数学が苦手な子はよくその問いをぶつけます。心の底でその疑問を抱えている子どもはもっとたくさんいるでしょう。

確かに、他の科目と比べると、数学(幾何・代数)は、一見抽象的な学問で、普段の生活や人生でどのように役立っているか、なかなか実感しにくいのかもしれません。

では、本当に、抽象的で、現実にはほとんど役に立たないのでしょうか?

身の回りを見渡してみて下さい。あらゆる建築物の強度は構造計算されていますし、身体にかかる重力も数学を使って計算できますし、商売でどのように儲けるかということにも数学が使われています。「数」や「式」、「図形」など、数学はいたるところに隠れています。

実はつながってるんだ!という驚き

現実で役に立つから学ぶ、とまでは言いませんが、地球や社会の色んなことと数学は実はつながっていて、その「つながり」を感じながら学ぶことには大きな意味があります。

それは、自分の好きなこと・関心のあることとつながっていると感じているかどうかで、学ぶ意欲に大きく差が出るからです。また、色んなものをつなげて学んでいくと、色んな視点でものを見れるようになり、知識や思考が立体的になっていきます。

実はこれとあれってつながっていたんだ!という驚きは、脳を活性化させ、学びに火をつけます。a.schoolの数学の授業では、数学と様々なこととのつながりを重視した授業をワークショップ形式で行っています。

数学と経済(お金)シリーズ

この10〜11月では、数学と経済(お金)をつなげて学びました。そのワークショップの内容を、簡単にまとめてお伝えできればと思います。

①音楽、スポーツ、アニメとお金・数学

最初は、音楽やスポーツ、アニメなど、中高生にとっても身近なことの裏で、お金がどのように流れているのか、数学がどう関わっているのか、ということを、「なぜ?」と探究しながら学んでいきます。「音楽業界って儲かってるの?」とか、「スポーツ選手ってどうやって稼いでいるの?」とか。市場規模やビジネスモデルなど、経済についても触れていきます。最初は、「面白い」というテーマを追いかけながらの「インプット」が中心です。

②自分の興味関心にしたがって探究

様々な分野とお金・数学のつながりを学んだあとは、各自が、自分の好きなこと、興味のあることとお金についての関係を調べていき、授業で議論します。


生徒会委員でもある1人の中学生は、政治とお金について探究。政治家はどこからどれだけのお金をもらっているのか、もらい方の制限はあるのか、もらったお金をどのように使っているのか、他の国と比べてどうか、などなど。最後は、国の政治と学校内政治(生徒会)の違いをまとめ、生徒会改善プランまでつくっていました(笑)もはや数学の領域から飛び出ていますが、そうやって「社会」「国語」などとつなげて学ぶことに面白さがあります。

このように、インプットするだけでなく、自分なりの考えを形にして「アウトプット」していくことで、学びが定着化していきます。

③論理的思考を磨く

上記のように、数学と経済(お金)をつなげて学びながら、並行して学んでいることがもう一つあります。それは、”数学的思考” “論理的思考”。


例えば、市場規模を推定しながら「論理的に式をつくる」ということを学びます。学校の問題では、式が与えられて答えを導き出す、ことのほうが多いですが、実際の仕事につくと、自分で式をつくりだしたり、応用したりすることのほうが多いので、その練習です。論理的に考える、ということの学びです。

また、自分が探究したことをいかに伝えるか、というところで、「自分の主張を論理的に組み立てる」ということも学びます。意見を言ったり、発表することに慣れていないと、ダラダラと頭に思いついたことを垂れ流して喋ってしまいがちですが、それでは伝わりにくいことも多いのではないでしょうか。どうすれば伝わるか、ということを必死に考え、論理的に伝える力を身につけていきます。

このように、論理的思考を磨くと、あらゆる数学の問題を解く際にも適用できるので、とても便利。「なんでこうなるか、ということを組み立てて考えていく”思考力”が数学では大事なんですね」という感想も出ていました。

さあ、新たな数学の世界へ

どうでしょうか?こう聞くと、数学が面白そうに思えてきませんか?ぜひ一緒に新たな数学の世界に飛び出していきましょう。

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