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  • 2018.11.12

【いきかた探究プロジェクト】「悩まず行動。思い通りにならないこともしなやかに向き合う。」(小野裕之さん)

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2018年秋学期にスタートした、いきかた探究プロジェクト」。このプロジェクトでは、あっと驚くユニークで新しい働き方や新しい暮らし方を実践するプロフェッショナルのライフストーリーを、未来の大人たち(小中高生)から今まさにキャリアを模索中の大学生や社会人まで、幅広い年齢層の方々へ紹介します。

彼ら・彼女らの「仕事観」「人生観」をとことん深掘りしながら、「自分はどんな暮らしや仕事、家族や仲間がほしいのだろう?」と内省を繰り返す4ヶ月間を、連載でお届けします!

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greenz.jp ビジネスアドバイザー ほか

小野 裕之 氏

岡山県生まれ。中央大学総合政策学部卒業後はウェブサイトなどを制作するベンチャー企業に就職。09年より、greenz.jpに転職し、12年にはgreenz.jpのNPO法人化にともない理事として経営に参画。18年分社化。

企業や行政とソーシャルデザインの実践者をつなぐ事業化・スタートアップビジネスの事業化を支援を実施。

合同会社ANDON 共同代表。
SIRI SIRI LLC. 共同代表。

greenz.jp」というオンラインメディアをご存知でしょうか?ソーシャルデザインという考え方を世に広めたメディアで、サイト上で「ほしい未来をつくる」人、組織、考え方を多数紹介しています!(つい先日リニューアルされたコピーは、「いかしあうつながり」)

このユニークなメディアの「ビジネス面」を一手に担っていたのが小野さんです。「食えるけど楽しくない」と広告事業を行わず、独自のビジネスモデルを構築し、組織を安定させました。

現在は、「SIRI SIRI」というジュエリーブランドや「ANDON」というおにぎり屋を経営したり 、弊社a.schoolを含むベンチャー企業のビジネスアドバイザーを務めたりと、いわば、楽しく食べていくビジネスのプロフェッショナルとして活躍中!

ビジネスとソーシャルを融合する道に進んだ小野さんは、どんな子ども時代、青年時代を経てきたのでしょうか?小野さんの「いきかた」に焦点を当てて、当日のトーク内容をお伝えします!

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▲小野裕之さんの人生グラフ

いきかたハイライト①
病弱だった少年が変身するまで…

キーワード

病弱な幼少期・暗黒の中学生時代・遅刻早退100回の高校生活

 

幼少期は病弱だったという小野さん。現在の弾けるような笑顔とバイタリティからは想像できない意外な一面…!2歳で大阪へ引っ越し、全国大会にでるようなチームでサッカーに励んだり、レゴやミニ四駆作りにハマったりと、充実した小学生時代を過ごしました。

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しかし、その後引っ越した横浜では、言動やノリなどが大阪と異なり、カルチャーショックに直面。そこから、“暗黒時代”の中学生活が始まり、学校が全然楽しめなかったと言います。そのような小野さんの様子を心配して、お母さんは「学校に行かなくていいわよ」と声をかける日々。

「くらーい時代を過ごしながら、ひたすら本を読んでいました(笑)。小学生の時の先生が伝記シリーズを教えてくれたことがきっかけで、偉人たちの本をよく読んでいましたね。」

暗い青春時代を過ごした小野さんでしたが、私立のマンモス高校に入学してから生活が一変。様々な地域からいろんな生徒が集まってきたこともあり、多様性を認めてくれる学校だったそうです。

「すっごく楽しかったです。面白い友人や先生が多く、文化の違いを超えてコミュニケーションをとることができました。勉強に対する気持ちも変わりました。高1の時の先生に『ちゃんと勉強したら面白いんだよ』と言われて心を入れ替えて勉強に向き合い始めたら、想像以上に面白くて!」

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ここで驚きエピソードを一つ。高校生活をエンジョイしすぎて、なんと遅刻早退を100回したという小野さん。良い成績をとっていれば、遅刻早退に対して寛容だった学校だったそう(?!)。その仕組みをフル活用した小野さんは、出たい授業は出席し出たくない授業は早退し、よく辻堂の海辺で遊んでしたそうです(笑)。映画のような青春ですね。寺も大好きで、よくふらっと建長寺に通っていたそうです。

このように高校時代は、「好きなことをとことんやる」という小野さんの土台を築きました

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写真出典

いきかたハイライト②
悩むより、実験してみる。
色々な出会いと経験を経て、たどり着いた基本姿勢。

キーワード

学問とダンスへの探究心・一冊の本との出会い・働きながらイベント企画

 

自分の興味関心に忠実になることを知った高校時代、ジャーナリストや戦場カメラマンに強い憧れと興味を抱いた小野さんは、中央大学の総合政策学部に進学します。
「知性のある人がなぜ戦争をしてしまうのか…小さい頃からの疑問でした。ロバート・キャパの写真にも感化されましたし、中学時代にたくさん本を読んでいた影響もあります。」

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写真出典

通学時間が片道2時間もあったため、その間にいろんな思索に耽った小野さん。最終的には「悩んでも仕方ない、とにかく行動し試してみることが大事だ!」という心境に至り、趣味に勉学にとにかく積極的に行動することを重視したことで、大学生活がとても充実したそうです。

まずはじめに触れたのが、自分の人生を形作る大きなきっかけとなった、ある教授との出会いについて。
「研究者でありながら教育者であり、大好きな教授でした。公共選択学が専門でしたが、(様々なステークホルダーの立場からは)簡単に折り合いのつけられないテーマに対して、あえて『個人としていかに社会的正義を定義するのか(あなたにとって、理想の社会はどんなかたちですか?)』を問うてくる教授で、そのスタンスにはとても影響を受けています。」

 

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写真出典

ブレイクダンスにもハマった小野さんは、はるばるNYまでダンス留学に行ったそう。午前中は語学、午後はダンススクールに通い、夜は観光し、充実した日々を送りました。
「シェアメイトのカザフスタン人や、自由を許してくれるホストマザーなど、留学先での出会いも面白かったです。それまではダンスそのものだけを楽しんでいましたが、ストリートダンスの犯罪抑止力のような文化的背景や社会的影響力にも興味を持つきっかけにもなりました。」

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写真出典

ある一冊の本との出会いも、小野さんに影響を与えました。「自分の仕事をつくる」という本です。大学に講演に来ていた方が薦めていた本でした。
「自分が純粋に愛を注げる仕事をすることの大切さが書かれていました。惰性で大企業を選ぼうとしていましたが、気持ちが変わりベンチャー企業への就活に挑戦することにしました。」
こうして、社員約150名ベンチャー企業に就職し、広告制作を始めいろんな業務にチャレンジすることとなります。

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写真出典

就職してからも小野さんの行動力は止まりません!仕事とは別に、ダンスを披露する場を作りたいと思った小野さんは、自分で音楽やダンスのイベントを手がけます。多いときは2,300人ほど集まるイベントに成長したそうで、また、いまだに交流が続く当時の友人達とは、かけがえのない人間関係を築くことができました。

好きなことに向き合うことを学んだ思春期から、公のテーマに対しても「自分なりのスタンス」を持つこと、そして興味関心を行動につなげることなどを体得した青年期へ。今の小野さんの根幹を成す基本姿勢が、着実に育まれていきます。

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写真出典

いきかたハイライト③
greenzへの参加。新しいビジネスを生み出す現在までの軌跡。

キーワード

greenzへの転職・新しいビジネスへの挑戦

 

その後、greenzに転職する小野さんですが、何の迷いもなかったそうです。greenzのやっていることが自分のやりたいことだった、また、greenzで働く前職の先輩に誘われたことがきっかけでした。今は経営者として活躍する小野さんですが、当時から明確な意志を持っていたわけではなかったようです。

「だけど、いつか自分はやるんだろうなあと心のどこかでは思っていました。20代のうちには挑戦したいと。サイバーエージェントやホリエモンなどが注目され始めていた時代なので、職業選択の一つの候補ではありました。」

しかし、転職してからがとにかく大変だったそう。今では約30万人の読者がいるgreenzのオンラインメディアも、当時は4〜5万人程度。仕事になると思っていたけれど、現実は厳しく、儲からない日々に苦戦しました。

「もちろん頑張った分だけ楽しかったですが、今の状態に持っていくまで5〜6年かかりましたねえ…。ですが、高校時代の好きなことをとことんやる姿勢と大学時代に形成した自分のスタンスを持つことは、原動力なっていたと思います。」

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greenzに10年ほど向き合って安定してきたここ1・2年は、新しいビジネスに積極的に挑戦中の小野さん。greenzの仕事でたくさんの方々に出会えたことで、その方々と新しいビジネスを創り出せているそうです。秋田のお米を使ったおにぎり屋さんや、伝統工芸技術を生かしたジュエリーブランドなど、活動は多岐に渡ります!

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小野さんのいきかたとは?
思い通りにならないことをむしろ利用して世界を変える”

20代前半までに培った数々の基本姿勢を武器に、greenzや新しいビジネスに向き合い続ける小野さん。最後に生きる上で大切にしてきたことをお聞きしました。

「幼少期の病気や転校など、自分の思い通りにならないことがたくさんありました。でも、その代わり思い通りにならないからこそ争わずに乗りこなしていく術は身についたと思っています。だからこそ、世の中に対しても怒りの感情を持ったことはあまりなくて、『思い通りにならないなら、自分で変えればいいじゃん!』という気持ちで課題に向き合うようにしています。常にしなやかに生きていきたいと思っているんです。」

「ずっと転校生っぽいことをやっているのかもしれません(笑)。40代まであと5年。この先どうなるのか自分でもわかりません。でも、しぶとくやっていかないと未来の姿もないので、コツコツやっていきたいです!」

力強い笑顔でトークを締めくくりました。小野さんの今後の挑戦に目が離せません!

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《ライターいづっちゃんの取材後記》
にこやかな笑顔とユーモア溢れる軽妙なトークが印象的でした!柔らかい雰囲気とは裏腹に、とても芯のある生き方で、強い生命力を感じました。困難も人生の転機も、すべてポジティブに転換して力にしていく行動力が、小野さんの輝きを作っているのだと思います!

▼「いきかた探究プログラム」についてはこちら

  1. vol.1 近藤玄大さん
  2. vol.2 Mozuさん
  3. vol.3 山本尚毅さん

▼体験授業受付中です!お申し込みはこちら 

 

 

 

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