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校長コラム

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  • 2018.08.28

新授業!職業になりきる探究ラボ『社会起業家編』

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a.schoolの「探究ラボ」の授業で9〜10月に実施するのは、
新シリーズ『社会起業家編』!(全8回)

弊社代表・設計リーダーの岩田が、その魅力を語ります。

「社会起業家」って、かなりニッチな職業だと思うんですが、どんな意図で子どもたちに授業をしようと考えたんですか?

そうですよね(笑)こう言っては何なんですが、職業名には正直そんなにこだわりはないんです。

設計する時に考えていたのは例えば、『身の回りのちょっとした問題に関心を持ってほしい』ということです。新聞やニュースでは、そして学校の教科書でも、人口減少や地球温暖化など “大きい” 社会問題が出てくることが多い気がするんですけど・・・子どもたちがそういうことに最初から本気で関心を持つことって稀だと思うんです。

もっと、子どもは本能的というか。電車好き、虫好き、恐竜好き、ロボット好き、武士好き、本好き、サッカー好き、ダンス好き、はたくさんいますが、社会問題好きってなかなかいないですよね?(笑)それが自然だと思うんです。社会問題ってそもそも目に見えにくいものなので、ぱっと興味を持ちにくい。

だから、「面白い!」「関心がある!」というよりも「大事だから(=大人がそう言っているから)」というような理由で触れる文脈のほうが多いんじゃないかと。新聞でもニュースでも学校でも。

確かに。社会問題好きの子どもなんていないですよね。

いや、いるのはいるんですよ!少数ですが。ものすごくゴミに関心ある子とかね。そういう子に会った時は「なんでそんなに関心持ったの?」「何にワクワクしてるの?」と深掘りしたくなります(笑)面白いじゃないですか、絶対何かユニークな原体験ありそう。

まあ、それは置いておいて、一般的な確率論としてです。恐竜好き、ロボット好き、サッカー好き等と比べて、社会問題好きの子が少ないのは。

その確率の低さを変えたいわけです。私自身の個人的な想いとしては。でも、既存の「大事だから」という半ば押しつけ的なアプローチは取りたくない、と思っています。伝えたいのは「実は結構面白いよ?」ってところなんです。すごくハマらなくてもいいんですけど、「こういうことも結構面白いんだなぁ」って自分で気づいてほしい。

それって、例えば、どんな面白さなんですか?

いくつかの種類の面白さがあるのですが、一番は『身近さ』ですね。人間は本質的に、自分に近いことには関心を持つんですよ。自分の生死や生活に関わりますからね。

地球全体が暑くなろうがそこまで直接的に関係しなくても、地元で夏が急激に暑くなって病人や死人が出たら気になります。「大丈夫かな?」と。「何とかできないかな?」と。解決できたらスッキリしますし、嬉しいでしょう。

面白い、というよりは、気になる、という表現のほうがあうかもしれません。

自分のこと、自分の家族や友達のこと、ペットのこと、学校や地元のこと、そういう「自分ごと」で考えられるような身近なことです。たいしたことじゃなくていいんですよ。こういう「高架下が暗くてコワイ」問題とか。

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例えば、最近私が関心あるのは「引退後の第二のキャリア」問題です。なぜかというと「退職した父親がずっと家でグータラしている」からです。「このままずっとグータラされたら母親が困るだろう。早めに何とかしないと」というモチベーションです(笑)おせっかい甚だしいですが。

それはそれは(苦笑)子どもたちはどんなことに目をつけるんでしょう?

正直わかりません。やってみてどうなるかが楽しみで企画したようなものです。

でも、例えば、「ランドセル重すぎる」問題とか、「つまらない習い事に行きたくない」問題とか、あるかもしれません。要は、自分を含む何人かが困っていることで、自分ごとで考えられることだったら何でもいいんです。

実際の起業家で言うと、私が結構好きなのは、(話の詳細を思い出すとついつい笑ってしまいそうになるのですが)「10分後にうんこが出ます」という排泄予知デバイスを開発した中西敦士さんのストーリーです。

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アメリカ留学中、道端でお腹ピーピー大惨事を引き起こした中西さんが、「うんこを漏らして惨めな思いをするのは僕一人で十分だ!」と思い立ち、排泄時間を超音波で推定する画期的な機器を開発されたそうです。

中西さんたちがつくったこのDFreeという機器は、トイレの準備に時間がかかる車いすの人やお年寄りの強い味方として大活躍。ピンチから生まれたチャンスではなく、ウンチから生まれたチャンスという嘘みたいなアホみたいな話ですが、すごく自分ごとでいい社会問題解決の事例だと思います。

こういう面白い事例(実際は大変さもたくさんありますが)をたくさん知って、身近なところから問題を発見できるようになったらいいなぁと。解決まで言ったら、なおよしです。

最高ですね!実際に授業では、2ヶ月間どのように学んでいくのですか?

詳細は授業をお楽しみに、と言いたいところですが、大きくは4つのフェーズに分かれています。1つめは、まず社会課題解決に挑む先輩の事例を知るフェーズ。特に、その活動に実際に少し触れてみることを大切にしています。2つめはまちの中や学校・家庭で困りごとを探すフェーズ、3つめはそこで見つけた困りごとを面白く解決する方法を考えるフェーズです。

硬めの内容に聞こえるかも知れませんが、面白い事例をたくさん紹介したり、実際に外に出て行動してみたりと、興味関心の種をふんだんに突っ込んだので、楽しく学べること間違いなし!

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そして、最後のフェーズは、自分が気になる社会問題を解決するための最初の一歩となる「マイアクションプラン」を考えてやってみることですが、やりたいことが見つからなければやらなくていいです。

クラスの中で1人でも「この問題何とかしたい!」「この活動やってみたい!」と本心から言える子が出てきたら、その雰囲気はみんなに伝わるはず。その『熱』は何かの形で伝播していくだろうなと思っています。そういう『熱』が生まれる授業にしたいですね!

ありがとうございました。授業だけでなく、子どもたちのその後が楽しみです!

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