a.school ブログ

校長コラム

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 2017.07.23

ドリル不要!? “暮らし” の中で学ぶ「算数」

aschool_zukei_main

皆さんは「算数」をどうやって学んできただろうか?

算数の学び方として、最も一般的なものは「算数ドリル」ではないだろうか。

日本発で世界で広く普及している「公文式」もドリル型だし、本屋にはたくさんのドリルが売られていて、日本は言わば『ドリル大国』である。

ちょっと遊び要素が高いものとしては「算数パズル」や「算数ゲーム」もある。

「宮本算数教室」「なぞぺ〜」などドリル形式のパズルあれば、「イコールカード」「アルゴ」などのカードゲーム、「ブロックス」のようなボードゲーム、「賢人パズル」のようなブロックパズルなど、算数「脳」を鍛える様々なタイプの算数パズル・ゲームが販売されている。

頭と手を使って遊ぶのが好きなタイプにはオススメのコンテンツである。

20年前は今ほど「算数パズル」や「算数ゲーム」は普及していなかったが、私は子どもの頃からアナログゲームが大好きで、随分お世話になった。戦略を考えたり、規則性を探したりしながら遊ぶ中で「算数脳」を身につけてきた気がする。

ドリル・パズル以外の「算数」の学び方とは?

もう1つ、教材としては数が少なく、授業で扱われる機会もあまりないが、とても重要な学び方がある。

それは「暮らし」の中で「算数」を学ぶというやり方。

例えば、電車好きの子なら、「運転手席の機器にどんな数字が隠れているだろう?メーターの時速って何?30分でどれだけ移動できる?」とか、17:55に到着予定の電車が7分遅れているというアナウンスがあれば「何分に電車は来るかな?」とか、時刻表を見て「平均何分間隔で電車が来るかな?」とか、料金表を見ながら「渋谷駅でJRから東急に乗り換えて自由が丘まで行ったら何円かな?500円で足りるかな?」とかさまざまな算数の問いかけができる。

上記の会話の中だけでも、基本的な四則演算はもちろんのこと、数の大小や、量をはかる単位、時間や速さの計算方法、平均という概念まで含有されている。

少し高度なことがわかる子どもに対しては、時刻表とダイアグラムについて教えてみるのもいいだろう。

中学以降の「数学」は徐々に抽象度が高くなっていくが、その土台となる小学「算数」は身の回りの生活と密接しており、暮らしながら学ぶことができる。

a.schoolの「探究算数コース」(特に小学1-3年生向け)では、この「暮らしの中の算数」という考え方をとても大事にしている。

日常にひそむ数、商売と計算、図形と建築・・・

「日常にひそむ数」というシリーズでは、暮らしの中にどんな数が潜んでいるかを徹底的に探究していく。0から9の中でこの部屋で一番多い数は何だろう?牛乳パックに書かれている色々な数字はそれぞれ何を意味しているのだろう?横断歩道の白線は何本?コンビニには商品がいくつあるだろう?などなど。

表示されている「数」の意味することを考えたり、さまざまな「数」を数えてみたり。その中で感じた「数」の不思議に対してなぜだろう?と考えてみたり。日常と算数を接続しながら、数の「大小」「単位」「和差積商」などの基本的な性質を体感的に学ぶことができるプログラムとなっている。

「ビジネスと計算」というシリーズでは、擬似的にお店を開いてモノやサービスを販売し、その売上管理をしながら計算力を磨いたり(小学4-6年生バージョンでは、消費税や銀行が登場し、楽しく小数の計算をすることとなる笑)、他にも、地図を活用して縮尺や分数の概念を学んだり、幾何学的なデザインから図形の特徴を学んでいく。

こういった「暮らしの中で算数を学ぶ」という方法は、誰もが同じように学べる教材にするのが難しいという欠点はあるが、何もなくてもどこでも学べるという良さもある。一度子どもたちが「ものの見方」を身につければ、勝手に日々の暮らしの中で遊びの一環として学び続けるのだ。

例えば、私が20年以上淡々と続けているのは、買い物をしながら、財布の中がいかに軽くなるかというお釣りの計算である。その時々で財布に入っている硬貨と紙幣は異なるし、買うものも様々なので、同じ状況はほぼかくゲームとしては面白い。今では、ゲームというより、自然と行う準備体操のような感覚だが、これで計算力がついたのは間違いない。

最近、SUICAやクレジットカードが普及して便利になっているが、硬貨や紙幣を使う機会が減り、暮らしの中での計算機会が減るかもしれないことは少し危惧している。

いずれにせよ、算数の授業や、算数のパズルやゲームをやっている時間だけが、算数を学んでいる時間ではない。24時間どこでも算数は学べるのである。

ぜひ、算数の時間を暮らし全体に広げて、自由に楽しく学びませんか?

探究算数クラスの「夏期講習」、絶賛参加者募集中!

  1. 7/26(水) 図形とアート(小1〜3対象) 【キャンセル発生!残り1席】
  2. 8/22(火)23(水) 図形と建築(小4〜6対象)
  3. 8/24(木) 図形とアート(小1〜3対象)
  4. 8/25(金) 日常に潜む数(小1〜3対象)

9月以降の通常クラス体験も、絶賛募集中!(お問い合わせはこちらから)

  1. 小1〜3向けのエントリークラス: 毎週月曜日 16:00〜17:00
  2. 小4〜6向けのベーシッククラス: 毎週月曜日 17:15〜19:15
スマートフォン用サイトを見る