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授業レポート

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  • 2017.05.25

T-SITE柏の葉で算数を探究する!?

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はじめまして。
算数・数学が大好きなa.school講師の杉野亮介(すぎちゃん)です。

今年1月からa.schoolに参画し、3月からは『柏の葉T-SITE』にて、探究算数クラス(小学校低学年向けのエントリークラスベーシッククラス)をオープンいたしました!
毎週、小学生の子どもたちと一緒にいろいろな算数を愉しんでいます。

今日は、その内容をちょっとだけご紹介します!

ところで皆さま。『柏の葉T-SITE』って、ご存知ですか??

そう、T-SITE(蔦屋書店)とは、代官山や湘南にもある書籍を中心とする複合型施設です。
実は私、祐天寺(※代官山から2駅)に住んでいることもあり、『代官山T-SITE』は“超”のつくヘビーユーザーなんです。

好奇心が刺激される数々の書籍に上質な文房具、香ばしいコーヒーの香り。
それらに包まれた空間は、なんだかとても気が良くて、リラックスしつつも背筋がピンとするというか…、クリエイティブな仕事や考えごとがとってもはかどるんですよね〜。

あのオシャレで洗練された魅力溢れるT-SITEが、今年3月、千葉県柏市(※つくばエクスプレス線 柏の葉キャンパス駅より徒歩7分)に新たな拠点をオープンしたんです!

そして、なんと!!今回オープンした『柏の葉T-SITE』のコンセプトは、「子どものいる暮らし」。a.schoolにピッタリじゃないですか〜!!
施設全体が子ども連れでくつろげるようなつくりになっていて、2階はすべて子ども向けの書籍や雑貨を取り揃えたフロアです。

そして、その一角にあるのが『T-KIDSシェアスクール』。私たちa.schoolは、毎週金曜日の夕方に探究算数クラスを開催しています。

…アレっ?そういえば、算数の話をしたかったのに、ついついT-SITEの話題が長くなってしまいました。
T-SITEも大好きなので、許してください!!

みなさん、算数は好きですか?

さて、ここからは算数の話。
算数って、子どもたちに嫌われる教科No.1な気がします。
実際、学研が2013年に行った調査でも、小学生の嫌いな教科第1位が算数でした。

なぜ、「算数ギライ」が増えてしまうのでしょうか?
その背景には、

・「数」というものは目に見えないので、そもそもよく分からない
・にも関わらず、「数とは何か」には触れずに、いきなり「計算方法」の習得からスタート
・その計算方法も、「考え方(=思考)」より「決められた手順(=作業)」を習得するように教え込まれる
・そして、教わったマニュアル通りに作業が進められないと「×(バツ)」を食らってしまう

というような「算数あるある」が潜んでいると思います。
算数との出会いがこんな一方的なものだったら、算数のことを嫌いになってしまうのも無理ないですよね?

本来、算数(や数学)の魅力は、「自分で何かを発見すること」にあるのだと私は思います。
自分で「発見」したことって、喜びや驚き、感動などさまざまな感情が詰まった「原体験」として、自分の人生に深く刻まれると思うんです。
少なくとも私は、そんな「発見」がたまらなくて、算数・数学を好きになりました。

探究算数クラスで私が目指しているのは、子どもたちが「自分で何かを発見すること」。
毎回、参加するみんなに1つでも新たな発見があればいいなと思いながら、いろんなワークに取り組んでいます。
4月に取り組んだ「数のなかった世界」を体験するワークでの一幕をチラッとご紹介しましょう。

私:「今からみんなは、『数のない世界』に暮らすよ〜!」
子どもたち:「何それ〜!?」
私:「1、2、3…っていう数字もないし、声や指で数えることもできない世界だよ!」
子どもたち:「…。(どういうことだ?)」
私:「人間は大昔に『数』を発明したんだけど、その前の人たちには『数』がなかったんだ。」
子どもたち:「ウソ〜!! そうなんだぁ!!」
私:「じゃあ今から、教室の外に出て本屋さん(※)にある『植木』を数えてみよう!」(※柏の葉T-SITE内の蔦屋書店2階フロア)
私:「あ、もちろん『数』は使っちゃダメだよ!」
子どもたち:「え〜っ!?じゃあ、どうやって数えるの〜!?」
私:「スペシャルアイテムがあるよ!どうぞ。(アイテムを渡す)」
子どもたち:「『おはじき』だ〜!」
私:「箱とおはじきを持ち歩いて、植木を見つけたらおはじきを箱に入れよう。」
Aちゃん:「じゃあ、女の子チームと男の子チームに分かれて勝負した〜い!」
私:「(勝負って訳じゃないんだけどな。笑)…よし、じゃあそうしようか!スタート!!」

「本屋さんでは他の人たちの迷惑にならないように」と忠告しておいたこともあり、子どもたちは人差し指を口に当てて「シー」と言いながら早歩きで蔦屋書店へと散っていく。あぁ、かわいい。

Bくん:「こっちに3つ見つけたよ!(チームメイトへの報告)」
男の子たち:「オッケー!…あっ、数使っちゃダメだって!」
Bくん:「あっ…。」

すると、まるで刑事ドラマで犯人グループのアジトに潜入する刑事コンビのようなジェスチャーやアイコンタクトを駆使し、それぞれのチームが植木を指差してはおはじきを箱に入れていくのでした。
とっても広い蔦屋書店の2階フロアをすべて確認すると、みんなが教室へと帰ってきました。

女の子たち:「私たち、全部数え終わったよ!(そう言って、箱の中のおはじきを私に見せる)」
男の子たち:「僕たちも全部数えたよ!(そう言って、同じくおはじきを私に見せる)」
女の子たち:「(箱の中のおはじきを動かしながら)1、2、3、4…」
私:「数のない世界だよ!」
子どもたち:「え〜っ!? まだ数を使っちゃダメなの!?」
私:「そうだよ、数のない世界だからね。」
私:「箱の中に集めたおはじきを見て、『これくらいの植木がある』っていうことがわかるだけ。」
子どもたち:「せっかく数えたのに〜!!」
私:「ちゃんと数えられているか、おはじきを並べて確かめてみようか。」

そこで、それぞれのチームのおはじき(※数で表すと16個)を、机の上にそれぞれ1列に並べてみることに。すると…、

子どもたち:「うわぁ! ピッタリ一緒だ!!」
私:「本当だ、一緒だね!…ってことは、たぶん、ちゃんと数えられたみたいだね!」
子どもたち:「イェーイ!!」
Cちゃん:「数がないの大変!!!!!もう、数使っていいでしょ!?」
私:「そうだね。じゃあ、数のない世界、終わり!」
子どもたち:「あぁ、よかった。(疲労と安堵が入り混じった様子)」

彼らがこのワークを通してどんなことを「発見」したかは、私にはわかりません。
「数って便利だ」という発見をした人もいれば、「おはじきで数えるのも意外と便利かも?(※ずっと現時点でのカウントを覚えておかなくていい)」という発見をした人もいるかもしれません。

「植木もおはじきも、1つは1つ(※1対1対応)」という感覚を無意識ながら掴んだ人もいるかもしれません。
何でもいいから、何か1つ、それぞれの子どもたちが「発見」体験をしてくれていたら、それほど嬉しいことはありません。

今週もまた、子どもたちにとって、そして私自身にとっても、新しい「発見」がありますように。

まずは柏の葉校の体験授業へ!算数嫌いの小学生も、算数好きの小学生も、ピンと来た方はぜひ一度「算数クラス」の体験授業にいらしてください!!

エントリークラス(小学1-3年生対象) 毎週金曜日16:30〜17:30開講
ベーシッククラス(小学4-6年生対象) 毎週金曜日17:45〜19:45開講

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