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授業レポート

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  • 2017.02.19

チームで探究したらこう変わった! vol.01(探究ラボ)

①

初めまして、現役大学生、春から社会人のライターインターン、武井奏絵です!

今回から小学生向けの「探究ラボ・アドバンストクラス」(本郷校にて毎週木曜17:15〜19:15開催)に潜入して、小学生の体験や学びを現場の楽しい空気感と共にお伝えします。

2017年冬学期のテーマは「最先端サイエンス×ビジネス」

初回の1月9日は、バイオベンチャーLPixelの島原さんをお招きして、サイエンスの奥深さや、その可能性の大きさを教えていただきました。
2回目の今回は、広いサイエンスの世界から子どもたちが徐々に「マイテーマ」を見つけて探究し始める様子をレポートします。

最先端サイエンスの世界に飛び込もう!

今回授業のテーマは「最先端サイエンスの世界に飛び込もう!」

授業の冒頭に岩田さん(a.school代表/本郷校校長)が伝えたのは、今世界で最も注目されている最先端技術の名前トップ10。

「培養肉」「金属養殖」「腸内フローラ」・・・文字面からなんとなく想像できるものもあれば、まったく意味が分からないものまでさまざま。

子どもたちにはまず、直感に従って「なんだろう?」「知りたい!」「面白そう!」と思うものをいくつか挙げてもらい、それを岩田さんが映像を使って具体的に説明しました。

最初は「どれも興味なーーい!」と言っていた子どもたちも、 実際に映像を見ると「これってどういうこと?」と次々と質問を始めます。

徐々に「自分はこれをもっと知りたいぞ・・・!」という興味の方向性が見えてきました。

異なる意見を乗り越えて。チームワーク始動!

さて、イントロダクションはここまで。
今日の本題は、これら10の技術の中から、今後3ヶ月間探究するテーマを一つ、チーム毎に選ぶこと。

小学生クラスのチームは全部で二つ、でも一人ひとりのメンバーが選択したものはバラバラ・・・仲間と意見をそろえて一つに絞ることだけでも一苦労です。

どうしたらみんなが納得して決められるのか、まずは自分たちの状況を見つめ直すことから始めて、最善の決定方法を考えます。

一つ目のチームは、Tちゃんがどうしても「プリンテッドエレクトロニクス」という「紙に書いた線が電子回路になる技術」をやりたいと譲りません。

最初は興味がないと言っていたT君でしたが、「でもこれで携帯電話が作れるかもしれないから、いいよ」と自分の発想を少しだけ変えて相手に歩み寄ります。

相手とのやり取りの中で物事の見方を変えてみる、変えることで相手に歩み寄る。
大人でも難しいことを小学生がさらっとやってこなしているのには驚きです。

メンターと一緒に議論を重ねる子どもたち

さて、もう一つのチームはどうでしょうか。
こちらはSちゃんMちゃんの二人と、Kくんで意見が割れていました。

女の子たちは「宇宙エレベーター」がやりたくて、Kくんは「昆虫食」がやりたい。
どちらも全く自分の考えを曲げません。

話し合いをしてもにっちもさっちもいかず、じゃんけんはどう?とメンター(子どもたちの学びをサポートする、大学生スタッフ)が提案しても「じゃんけんじゃ納得できないからいやだ!」の一点張り。

チームを分ける?という提案も、Kくんが「みんなでやりたい」と受け付けません。

どうしたらいいんだろう・・・とみんなが困る中、Sちゃんが発言します。
「確かにね、宇宙エレベーターもそうだけれど、昆虫食も未来をどうしたいっていうことをやっているし、かなり調べがいがあって良いと思う!」

「あれ?Sちゃん昆虫食でもいいの?」と大学生が聞き返すと、
「宇宙エレベーターがいいけれど、Kくんの話も認めてあげなきゃ前に進まないし。いつまでも揉めても仕方ないでしょ。」

お互いの意見を一旦認めてあげて、物事を前進させるという大事なことに、みんなちょっとずつ気づいたようです。

とはいえ話がまとまらなかったので、最後の最後でメンターがみんなの意見をもとにポイントを整理し、どちらの方が要点をおさえているのかと問いかけました。

自分たちの主張を客観視して少し冷静になる子どもたち。

メンターが話を整理するために図を書いてみんなの意見をまとめます

メンターはKくんに最後まで問いかけます。
「Kくんはみんなでやりたいんだよね?でも自分のテーマも譲れないんだよね?どうしたらいいと思う?」

「みんなとやりたい。・・・それに俺宇宙興味あるしな~」

自分の意見をすべて押し通していたら、みんなと何かをすることができない。
自分もみんなも納得できるように妥協点を模索する。
最終的にはKくんが女の子たちに歩み寄る形で「宇宙エレベーター」に決まりました。

《まとめ》他人との向き合い方、協働の仕方を身につける

誰しも自分がやりたいことを実現させたい。
でもみんなやりたいことはバラバラ、一人ひとりが自分たちの意見に固執して前に進まない。
その結果、他のメンバーとぶつかる中で、各々が互いに向き合い「どうやったらうまくチームで一つの意見にまとめるか?」を考えました。

まずは「お互いの意見の妥協点を見つけること」、そのために「自分の物の見方を変えて」「相手の意見を理解して良さを認める」。

粘り強くメンバーとやり取りし続け、「他人と向き合い、協働するためのアプローチ」を一人ひとりが工夫して編み出しチームをまとめあげた回でした。

来週はさっそく決めたテーマを深掘り、探究します!楽しみだな~。

▼「チームで探究したらこう変わった!」シリーズ

  1. vol.1 チームワーク、始動!
  2. vol.2 「とにかくなんでもやってみよう」精神
  3. vol.3 科学実験の基礎を知る
  4. vol.4 スペシャリストに刺激を受ける
  5. vol.5 アイディアを出しまくる!
  6. vol.6 Coming Soon!
  7. こちらもどうぞ!中高生バージョン「中高生が挑む!最先端サイエンス」

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