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インタビュー

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  • 2017.01.18

どうしてa.school?—探究型学習で、子どもも変わる、親も変わる—

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ちょうど1年前の冬期講習をきっかけに、小学校5年生の息子さん(Kくん)がa.schoolに通い始めた阿部さん。

「まち」や「マイノリティー」などさまざまなテーマを探究し、表現・創造する授業探究ラボを受講するKくんは、この秋授業で発案したカードゲームの製品化・販売にも挑戦しました。

この1年間で、Kくんにはどのような変化があったのでしょうか?a.schoolの講師岡村がお話を伺いました。

多面的な視点から子どもを見られるように

ーーなぜ、a.schoolに通おうと思われたのですか?

阿部さん:学校で先生と面談をすると、息子は思っていることを表現したり、もくもくと机に向かったりするのが苦手だと言われることが多かったので、自由に表現しながら学べるa.schoolに通ったらどんな変化があるのかを見てみたくなって、入塾を決めました。

ーー確かに、入塾当初は、何を聞いてもあまり答えてくれないので、Kくんの意見を引き出すのに苦労しました(笑)。実際に通ってみてどうですか?

阿部さん:親として、いろんな側面から子どもを見ることができるようになったことが、とてもよかったと思います。
以前は、表現することだけでなく考えることそのものも、他の子より遅れているのだと思っていました。
通いはじめてしばらくして、スタッフやメンターの方から「頭ではたくさん考えているけど、それを外に向かって発信したり、表現したりすることが苦手」ということをお聞きしました。そこで初めて息子の特性を認識して、家で何かあった時も比較的余裕を持って息子の対応ができるようになりました。

普段仕事をしているので、子供と触れ合う時間が少ない分、いろんな人からの客観的だけれども決して否定的でないアドバイスをもらえることは、私にとってとても大事なことです。子どもに対する見方が一方的になっていましたが、視野が広がり多面的に見られるようになったことは大きな変化ですね。忙しい日々を送っている親にこそ、a.schoolをオススメしたいです。

通い始めて1番最初の探究ラボのテーマは、「商品開発」。言葉少ないながらに独自のアイディアでワークを盛り上げていました。

ーーそういえば、「前にa.schoolは若い先生が多いところがいい」ということも、おっしゃっていましたね。

阿部さん:私が小学校の時に影響を受けた絵の先生が、今もお元気で連絡をとるんです。親が亡くなった後も、側で見守ってくれる人がいるのっていいなと感じています。息子にも、自分がおもしろいな、気が合うなと思った人とは長く付き合ってほしいので、先生達が親以上に長生きしてくれるのは嬉しいことです。

ーー若い先生でなく、経験のある先生の方がいいということもあるかなと思うのですが。

阿部さん:経験ももちろん大事ですが、今は変化が早い時代です。昔のやり方が通用しないこともありますし、経験があること以上に子どもと一緒に考えてくれて、わからないこともお互いに聞きやすい距離感にあることが大事だと思っています。a.schoolのスタッフやメンターは、息子のことをよく理解し信頼関係を築いたうえで、しっかりと成長もサポートいただいています。

笑い一つでも、考える。

ーーKくんが通いはじめてもうすぐ1年になりますが、どのような変化がありましたか。

阿部さん:ものを知る段階には四つあると聞いたことがあるんです。
1. わからない
2. わかっているけれどできない
3. わかっていてできるようになる
4. わかっていてよりできるようになる
この四段階のうち、息子は第一段階でした。a.schoolの学びを通じて、今は二番目の「わかっているけどできない」に上がってきたのではと感じています。

ーーKくんは最近教室でも、「自分の頭の中を出せないから出したいんだ!」と葛藤を伝えてくれるようになりました。ご家庭では、具体的にどのような時にそう感じますか?

阿部さん:
息子は周りをおもしろがらせることが好きなのですが、そのような時もまずは考えて、表現を工夫するようになってきたのかなと感じています。

例えば、先日学校で八ヶ岳に宿泊旅行に行ってきたのですが、行く前に突然「ふんどしがほしい」というので買ってあげたんです。何に使うのかと思ったら、「お風呂上りにふんどしを履いたまま牛乳を飲む」というパフォーマンスをしてみんなを笑わせていたようです。 前は何も考えずにただ人を笑わせようとしていたけれど、彼なりに計算をして笑いを取りにいくようになったのだなと感心しました。

a.schoolの授業にも、いつもおもしろいセリフの書いてあるTシャツを着ていくのですが、あれも場を和ませようという彼なりの工夫のようです。a.schoolに通う前はあんまり考えている様子を感じられなかったのですが、笑わせること一つとっても、考えて行動しているなということを最近すごく感じます。

ーーあのTシャツにはそんな意図があったんですね(笑)。

阿部:そうなんです(笑)。また、そういう行動がとれるようになっているのは、考える力がついただけではなく、普段からa.schoolでスタッフやゲスト、メンターの大学生などいろんな人の話を聞いたり、みんなの前で意見を伝えたりする時間がとれたことで、自分の言いたいことを言っていいんだ、やりたいことをやっていいんだという気持ちに余裕が生まれたからではないかと感じています。他人と自分の違いを知り、いろんな立場の人の気持ちを受け入れる機会が小学生の頃から身近にあることは大変ありがたいです。

親ができることを遥かに超える環境

Kくんは最近、a.schoolだけでなく小学校でも、積極的に手をあげて発表するようになったと同級生から聞きました。今年の秋には、探究ラボで作ったカードゲームの製品化・販売に挑戦しましたが、その様子はいかがでしたか?

阿部さん:あまり妄想とか理想を語らないタイプの息子が、「商品化したい!」と言ってから、利益換算をしたり、動画やホームページも作りたいと未来を語り出したりしたのが面白かったです。 こだわりが詰まった彼の世界観を壊さずに、息子と二人でどうやったらもっとおもしろくなるかと試行錯誤するのは、親としてもとても学びが多かったです。

自信作のカードゲーム「老人あつめ様」を、ビックサイトで開催されたゲームマーケットで販売する様子。帰り道、「いいね、おもしろいね」って言ってくれても買ってくれないから、商売は難しいことを学んだと話してくれました。

ーーカードゲーム制作のミーティングで阿部さんが、「いつまでに何をやってほしいとちゃんと伝えないと、私は動きませんよ」と、Kくんに話されている場面がとても印象的でした。

阿部さん:本人がやりたいと思っているなら、きっとやりとげてくれるだろうと思っていたので、分からないことは教えてあげるけど、決めるのはあなただよというところを大事にしました。 もし結果的に親が8割手伝ったとしても、本人がやりきったという達成感を大事にしたいと普段から思っています。

ーーa.schoolでも子どものやりたい気持ち(モチベーション)と自律的に目標を達成することを大事にしているので、阿部さんの姿勢は私もとても勉強になりました。

阿部さん:学校や普通の塾だと、決まったフォーマットの範囲で興味関心の対象を見つけないといけないのですが、a.schoolは毎回フォーマットや切り口が変わって、たくさんの選択肢の中から自分の好きなこと、やりたいことを子どもが選べるのがとても嬉しいです。
家庭でも、「自分のやりたいことを、自分が責任をもってやる」ということを大切にしていますが、今回のカードゲーム製品化のようにa.schoolは、親のサポート範囲を軽く越えて、息子が挑戦できることの限界をさらに引き上げてくれるところが嬉しいです。

——
息子さんの変化だけではなく、親としての変化も語ってくださった阿部さん。 a.schoolでは、「親も子どもも本気で学ぼう」ということを日頃から大切にしていますが、まさにこれを実践されているご家族だなと改めて思いました。 家族だけでなく、いろんな人と出会い見守られながら成長するKくんは、どのような未来を描くのか、とても楽しみです。

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