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インタビュー

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  • 2016.09.07

どうしてa.school? ~難関中学受験にも“探究学習”が必要!?~

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暗記中心の勉強や「つるかめ算」に代表される、パターンにはめて解く問題のイメージの中学受験。

ひたすら反復練習を繰り返す中学受験の学習と、a.schoolの“探究学習”は対極にあるように感じますが、今どきの中学受験には“探究学習”が必要とされているようです。

今回は、小学4年生の娘さんがa.schoolに通いながら、難関中学受験を目指しているという島田さんに、小中学生の母でもあるLoco共感編集部のライターがお話を伺いました。

“好奇心・行動力・挑戦する力”を養う

――a.schoolを知ったきっかけを教えていただけますか?

島田さん:娘が3年生の時に、「“探究学習”の面白い塾があるよ」とママ友から紹介してもらったのがきっかけでした。「“探究学習”って何だろう?」と思いながらa.schoolの体験講座に行ったのですが、「これは、まさに私が求めていたことだ!」と感じました。娘もとても楽しかったようで、「すごくやりたい!」と言ったので通うことにしました。

――お二人にうまくヒットしたのですね(笑)。ところで、島田さんが「求めていたこと」は何だったのですか?

島田さん:子どもの“好奇心・行動力・挑戦する力”を養うことです。
「子どもたちには、選択肢を広げるために挑戦する人間になってほしい」と思っています。そのためには行動することが大切で、行動するためには好奇心を持つことが必要だと思うんです。娘が小さい頃からいろいろな所に連れて行き、好奇心を刺激する体験をさせていましたが、私だけでは限界があると感じていました。

a.schoolには、教室を見渡しただけでも好奇心を刺激されるものがたくさんあります。体験講座では、子どもたちが自分なりの答えを見つけ出していく場面を目の当たりにしました。脳みそをどんどん回転させて、自分で考えているのです。

学校や一般の塾で解く問題は、機械的に解いてしまえば答えが出せてしまう。a.schoolで取り組む問題は自分なりに考えを巡らせ、いろんな答えにたどり着けるようになっている。

そして、どんどん疑問が湧いてくる。「好奇心とつながり疑問について調べることで、自分の力となり成長していけるのかな」と思いました。
夫も「予測できないことが多いこれからの世の中で、主体性をもって意思決断のできる人間になってほしい」と言っています。終わりがなく、正解のないa.school学びは、これから必要となってくるんじゃないかな……。

分解したおもちゃの部品から、遊園地のオリジナルアトラクションを作り、発表した小学3年の時の授業様子。自分の作りたいを表現し発表する、その繰り返しが好奇心をどんどん育てます。

――勉強に対しての先入観のない低学年のうちに、そういった力を身につけられると良いですね。a.schoolに通ってみて、娘さんに変化はありますか?

島田さん: 昨年、「アリ」をテーマに自由研究をやったんですが、観察をしたり東京農工大学の子ども向けの講座を探してきて受けてきたりして、「図書館を使った調べる学習コンクール」に出したら、全国で佳作に入賞しました。a.schoolでまとめる力、深く探究する力が身に付いてきたから結果が出てきたのかな、と思います。

――a.schoolで4月から始まった「まち」の探究学習では、「なぜ本郷には和菓子屋が多いのか」について取り組んでいるそうですね。

島田さん:和菓子屋3店舗に何度かインタビューに行ったりしています。もともと調べたり発表したりするのが好きな子で、それを強みにしてもらえ、本当に楽しそうです! 机での勉強だけでなく、実体験にもとづいて学べるのがa.schoolの良さですね。

本郷の和菓子屋についての探究結果をまとめたもの。自ら本郷の和菓子屋を周り、直撃取材をしたそう。辛いと言いながらも、最後までやり抜いたのは、自分でやりたい!と強く思っているからかもしれません。

昨年の夏に家族で西表島に行ったんですが、娘はイリオモテヤマネコが絶滅危惧種に指定されていることがすごく衝撃的だったようです。「絶滅危惧種って何?……どうやったら絶滅しない?」と深く知りたくなったようで、今年の自由研究は「絶滅危惧種について調べたい」と言っています。

チームワークが鍛えられる!? グループで解決する力

――娘さんの好奇心と行動力にますます磨きがかかって、言うことなし! ですね。

島田さん:いえいえ、うちの子は好奇心旺盛ですが、協調性があまりないところが課題です。自分の意見を通したい思いが強く、他の人の意見を受け入れられないことがよくあります。

でも、a.schoolは、学校や家庭には居ないようないろいろな人が集まり、好奇心も刺激してくれるサードプレイスのような所。
どんな意見も否定されず、自分の意見を受け入れてもらえることが、他人の意見を受け入れることにつながる。だからお互いの意見を融合し、いいものをつくり出そうとする気持ちが育ってきているようです。本人も「チームワークが鍛えられる」と言っています。

――これからの先が見えない世の中で、他人と一緒に考えていくことは大切ですよね。娘さんは強みを伸ばしつつ、弱点も克服しているんですね。

自分で作った和菓子のカードゲームをみんなでテストプレイして議論しながら、改善点を探っている様子。一人でやるだけじゃなく、みんなで話す、みんなでアイディアを出すのもa.schoolの授業の特徴。

中学受験とa.school

――a.schoolに通いながら、中学受験の塾にも通っていますが、中学受験はご両親の希望ですか?

島田さん:中学受験をすることは本人が選びました。「私立の学校にはさまざまな人がいろんな所から来るから、刺激的かもしれない。中高一貫だと部活などに打ち込めるかも」「公立中学校に進むと、今の友達とより親交が深まるかも。高校受験で違う道も見つかるかもしれない」と伝えたところ、「中学受験をやってみたい」と娘が言ったのです。

――塾は宿題もたくさんありますよね? a.schoolとの両立は大変ではありませんか?

島田さん:正直、私も難しいんじゃないかなと感じました。4年生になった時、習い事をどうするか娘と話し合い、私が「a.schoolは一番大変だよね? 好きなのは分かるけど、お休みしようよ」と言いました。それでも、「楽しいからやりたい」と言って……。

私が、a.schoolと塾との両立について2週間くらいずっと悩んでいたら、「ママまだ悩んでいるの? とりあえずやってみて、ダメならやめればいいじゃん」と娘が言いました。それを聞いた時に、「挑戦しなきゃいけないの、忘れていたな」と気付かされて、今、a.schoolにも塾にも通っています。

さすがに、受験が本格化してくると厳しいと思いますが、可能な限り両立できれば、と思っています。

子どもが人生におけるパイロットならば、「母親の役目は幼い頃は副操縦士、小学生の頃は管制官、その後は子ども自身でセスナ機を操縦し、好きなところへ行ってほしい」と話す島田さん。

――知識重視の中学受験の勉強とa.schoolの学習とでは、アプローチの仕方が違っているように感じますが……。

島田さん:中学受験は難関校に限らず、知識があるだけではダメで、どう使うかが大事になってくるんです。探究学習をすることで、多面的に考える力やより深く考えていく力が身に付いていきます。

例えば、算数の公式の応用だったり、「自分の考えを述べなさい」という問題だったり……。中学受験も年々変わってきています。塾の先生からも「今までの中学受験の勉強の仕方では対応できないので、“探究学習”も無理のない範囲で続けて下さい」と言われます。

中学受験で好きな学校に行ってほしいという気持ちもありますが、結果がどうであれ無駄にはならないし、とにかく挑戦していってほしいと思っています。

――学校や塾はどちらかと言うとインプットが多く、a.schoolはアウトプットの場所なのかな、と感じました。子どもにとって吸収するばかりでなく、自分の持っているものを出す場所が必要なのかもしれませんね。娘さんが「楽しい!」と言うのも分かる気がします。

島田さん:塾だけだと逆にモチベーションが下がっちゃうと思うんです。a.schoolはいい意味で息抜きになっています。娘は、a.schoolのことを「想像力が広がるところ」とも言っていて、アウトプットしてさまざまなものと結び合わせ新しいものをつくり上げる、そこがすごく楽しいんじゃないかな。

――a.schoolで違う脳を使うことが、娘さんの息抜きの一つなのでしょうね。

塾とa.school、両方やっていることでバランスが取れているんですね。
子どもが挑戦する姿は、親として心配になるときもあります。けれども、子どもの思いを丁寧聞き受け止め、親は視点の提案に徹して、あとは見守ることで、子どもの主体的な考えや行動力が、育っていくのかもしれませんね。

文:野村香奈(Loco共感編集部)

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