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  • 2016.06.28

探究型学習は高校受験に対応できるの?ー公立中学3年生とa.schoolー

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学校や進学塾の勉強とは、違うアプローチをしているa.schoolの「学び」a.schoolの「学び」に魅力は感じるけれど、学校の成績や受験のことが気になるところ……。a.schoolの「学び」は受験生にとって、どんな力となっていくのでしょうか?

今回は、息子さんが公立中学校に通う新3年生で、a.schoolの「探究学習コース―数学」に、浦安から時間をかけて通う早川さんに、小中学生の母でもあるLoco共感編集部(http://www.loco-editors.com/)のライターがお話を伺いました。

▼子どもにとって必要なコト――何に時間をかけるのか?

――ご自宅からa.schoolまで40〜50分ほどかけて通われているとのことですが、a.schoolに通う決め手は何でしたか?

早川さん:息子は小さい時から、公文をやっていたので計算が得意で、中学に入ってからも数学には自信がありました。ところが、中学1年生の2学期に、ガクンと成績が落ちてしまい、「自信をなくして欲しくない」と思い、塾を探し始めました。得意の計算力を「どう使うか?」が息子の課題で、集団や個別指導の塾のやり方では解決しないと感じていました。

そんな時、a.schoolの開催する大人向けのワークショップに、私が参加しました。そこでa.schoolのチラシをもらい、「息子にいいのでは」と思い、数学の体験授業に子どもと行ってみることにしました。

授業の始まりは、「統計ってなんだろう?」を考えるワークショップ。
「統計」という言葉を知らない子どもたちは、漢字からイメージしたり、岩田さんからヒントをもらったりして、様々な考えを発表していました。
初めからやり方を教えるのではなく、“考える機会”を設け、意見をやりとりする様子を見て、息子が「面白い! 遠くても行きたい」と言い、通うことになりました。

――ひたすら問題を解き、公式をたたきこむ塾のイメージとは、大分違うようですね。何のための公式なのかを、自分たちで考え深めていくことは、子どもにとっても面白そう。ワークショップの後は、どのような授業ですか?

早川さん:子どもの学力に合わせた個別指導になりますが、ここでも「何を解くための式か」や「どう考えるか」を大切にしています。息子は「2次方程式」の計算は出来ましたが、何を解く式かわかりませんでした。岩田さんから、直線の交点を求める式だと教えてもらい、「わぁ!」と驚きとともに合点がいったようです。

また、型を教わるだけでなく、問題を解くために、「広い視野を持つ必要性」やどう考えるといいかなど、「解く面白さ」も教えてくれます。
最近息子は、「解けないとイラっとするけど、それが解けた時すごく気持ちがいい」と言って、実感しているようでした。

▼数学成績アップのカギ――“生きる力”につながる!?

――気になる数学の成績ですが、a.schoolに通ってアップしましたか? 他に得たものなどありますか?

早川さん:息子は問題を解くとき、「このやり方だ」と思ったら、1つのやり方で突っ走ってしまうところがありました。そこを「一度止まって、色んな方向から考えてみよう」と指導してもらい、だんだん広い視野で問題に取り組み、応用力がついてきました。
基礎力では足りない部分を、a.schoolで補充してもらい、成績が上がりました!

それに、私はもともと、テクニックだけで勉強が出来ても、社会ではうまくいかない、一番大事なのは「人間力」だと思っていました。a.schoolで「なぜこの公式になっているのだろう?」と考えることは、その力がついていくのではないかと思っています!

――「人間力」とは何ですか?

早川さん:壁があっても、自分で乗り越えられる対応能力のことで“生きる力”だと思います。

数学の授業で、「国の借金はなぜ減らないのか」について探究し発表したり、いわゆるテストのためじゃない数学にも挑戦しています。


▼a.schoolと受験塾―両立で身につくものは?

――a.schoolの探究・創造していく学びが、子どもの“生きる力”を育むのには、一番大事なのかもしれませんね?

早川さん:場合によってはそれだけではいけないかもしれません。息子も中学3年生になり、いよいよ受験生です。3月からは別の塾にもあわせて通っています。
受験はテクニック的な部分もあり、高校受験のノウハウを持つ塾の力を借り、計算問題などを「筋トレ」のように取り組むことも必要だと考えています。
a.schoolで「考える力」を鍛え、他の塾で受験のテクニックを教えてもらうことで、受験にも対応出来る力がついていくのではないかと思っています。

――確かに力がつきそうです。部活もされていると聞きますが、受験生として2つの塾に通うことは大変そうですね?

早川さん:息子が、受験対策向きの塾に行きたいと言ってきた時、私もさすがに両立は大変だと思いました。
「a.schoolはどうするの? 両方通うのはハードだよ」と言ったのですが、「両方行きたい!」と言い出して……。
息子は、「a.schoolは考える機会を与えてくれる」と言います。刺激のあるワクワクする場所のようです。
心配もありますが、私自身もどっちも捨てがたく「やりたいだけやらせてみよう」と思い、両方通わせることにしました。

▼「自分でできた」――その経験がもたらすものは?――“a.schoolは考える機会を与えてくれる”ようですが、昨年夏に参加された京都でのキャンプはいかがでしたか?

早川さん:いわゆる「勉強」はなし(笑)の3泊4日の合宿で、日本について探究した後、日本の『かっこいい』を紹介するショートムービーを作って発信するという内容でした。錦市場でインタビューをしたり、茶道を体験したり、本物の『鳥獣戯画』や浄瑠璃を見たり……、さまざまなワークショップを体験し、たくさんの人にも出会ったようです。中でも、小学生から高校生までの子どもたちだけで夜遅くまで頑張って映像を作ったことが、とても楽しかったようです。

京都での解散でしたが、キャンプで知り合った友達と、自分たちだけでもっと京都を観光したいと言って、事前に取っていたチケットをキャンセルし、観光をしてきました。
夜遅く帰って来た息子の顔は、キラキラしていました。いい経験ができたうれしさと、自分たちだけで行動できた充実感があったからでしょうか……息子が大きくなったように見えました。

びっくりしたのは、私に会った瞬間に、「来年も行く」と言ったこと。夏期講習も重なるだろうし、受験勉強のことが心配でしたが、帰ってきたときの息子の姿を見たら、将来的にはこちらの方が、価値が大きいかなと思い、「中3の夏だけど、自分で行けると思ったら行っていいよ」と言いました。息子さんへの想いがあふれる早川さん。「子離れ」の時期を感じながら、そっと成長を見守る覚悟をお話しくださいました。

夏のキャンプでの最後の集合写真。このあと、男3人で京都旅にでたそうです。

 

▼子どもの力を信じる親の覚悟

――息子さんにすごく任せているのですね。塾を2つ通うことや、中3の夏でもキャンプに行くかどうか、判断を任せるのは勇気が要ります。子どものことを信頼していないとなかなか出来ませんよね?


早川さん:主人は「自分のことは自分で決めるから、ほっといても大丈夫」と考えていますが、私は今まで、一人っ子の息子のことが気になって、「これはこうした方が良い」と言っては、しょっちゅう構っていました。

――息子さんに任せて大丈夫と思えるようになったのですね。

早川さん:主人やa.schoolなどいろんな方の影響で、「考える力」や「自分で解決する力」が大事だなと思い、あまり口出ししないように、最近は頑張っています(笑)。自分の力で乗り越える力が、子どもにはあるのでしょうが、親や学校だけではそういう機会を、なかなか与えられません。a.schoolは、子離れのいいきっかけになりました。

避けて通れない受験……。「どうして?」と考え、「学ぶ楽しさ」を感じながら、「自分で解決する力」を身につける――この“学び”が、受験を乗り越える力となるのかもしれない。そして……受験の先にある未来には、この「生きる力」をつけることが、必要なのかもしれません。

息子さんへの想いがあふれる早川さん。「子離れ」の時期を感じながら、そっと成長を見守る覚悟をお話しくださいました。

(文:Loco共感編集部 野村香奈)

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