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スタッフコラム

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  • 2014.01.24

学校の授業だけを受けていて大丈夫?高校生が提案する「2030年に向けて必要な新しい授業」とは(1)非共感体験授業「Another Sense」

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a.school校長の岩田です。2014年になり、もう半月が過ぎましたね。a.schoolにとって2013年は「はじめの一歩」の年でした。

9月に会社を設立し、10月に初めてのワークショップを開催して、12月には、初めて冬休み特別プログラムも開催致しました。2014年、飛躍に向けて次の一歩を踏み出す前に、そんな「はじめの一歩」を少し振りかえってみたいと思います。


2013年のa.schoolの代表的な活動は、12/15, 22, 23の3日間で行った冬休み特別プログラム「高校生が大人に提案!2030年に向けて今私たちに必要な授業」です。

異なる学校から集まった10人の中高生が、3つのチームに分かれて2030年の未来を想像し、3日間で新しい授業を必死に考え、最後に40人の大人に向けて授業を提案する、という体験型プログラムです。


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チームで議論をして新しい授業を考えている様子

これから、プログラム最終日に高校生が提案した授業をこちらのブログで数回に分けて紹介していきたいと思います。


(1)非共感体験授業「Another Sense」

本日紹介する授業はチーム女子力(男子3名女子1名のチームですが、全員女子力があるそう?)の「Another Sense」という授業。彼ら4人が考えた2030年は、全く新しい価値観が沢山生まれ、「100歳まで生きれるようになったら、何歳まで働く?」「生まれてくる子どもを遺伝子操作できるようになったら?」「自分の息子が同性愛者だとわかったらどう接する?」といった新しい問いに1人1人が自分なりに答えを出さないといけない機会が溢れる社会です。


そこでは、「遺伝子なんてわからない・・・」「同性愛はだめだ」と新しい価値観を否定したり、自分には関係ないと関係ないものと考えるのではなく、新しい価値観を知ろうとする姿勢がより重要になるのではないかと、彼らは主張します。「Another Sense」は、高校生がその姿勢を身につけるための授業です。


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「Another Sense」の授業風景


「Another Sense」の中心となるのは、自分が共感できない人と深く接し、その人を深く理解しようとするチャレンジです。


そう語る高校生4人。授業では、例えば「一流企業を辞めて田舎に移り、農業暮らしをしている人」や「コアなアニメに有り金を全て捧げて生きるオタク」など、自分がどうしても理解出来ない生き方をしている人を対象に選び、数ヶ月かけてその人に密着してドキュメンタリービデオを撮ります。

その中で、その人の生き方や価値観(まさにAnother Sense!)を徐々に理解していきます。それを1年間かけて繰り返すことで、徐々に「新しい価値観を拒否せず、知ろうとする姿勢」を身につけていく、という授業です。

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高校生によるプレゼン。身につけるべき力について主張

そして、彼らが今回20分の体験授業として形にしたのは、「身の回りの人の共感出来ないところを探して、それをポジティブに捉え直す」というミニワークショップでした。

例えば、参加者の大人の中に「デートプランは全て彼女任せ」という男性がいたのですが、その人がなぜそうするのか、その裏側にあるその人らしさとは何か、を議論したり。。。

その様子を見ていて、1人1人違うところって本当に面白いなぁと改めて思いました。一見共感できないことでも、きちんと話を聞いていくと、理解できるようになることはたくさんあると思います。

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共感出来ないことについて話す参加者

学校の中にいると、どうしても同質的な仲間と一緒にいるのが心地いいし、そこでの当たり前をもとに考えるようになってしまう。チーム女子力の4人は、そんな今の自分たちに対しての問題意識からこの授業を考え出したそうです。


普通に高校生活を送っていると、価値観が全然違う人と深く接することってほとんどありません。たとえ出会うことがあっても、そういう人を知ろうとしないし、拒否してしまったりする。それが大きな問題だと思いました!


確かに、なんとなく共感出来ない人って、どうしても避けてしまいがちだし、同じ価値観の人と一緒に居た方が楽ですよね。皆さんは、新しい価値観と出会った時に心がけていることなどありますか?

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発表が終わって清々しい笑顔の高校生4人

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