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校長コラム

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  • 2016.02.23

「水平思考推理パズル」で算数・数学力を磨く 〜銃をつきつけられて、ありがとうと言った男。なぜ?〜

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a.school(エイスクール)代表の岩田です。前回のブログで「算数・数学で磨くべき5つの思考力」について書きましたが、今回からは実際にa.schoolの授業で行っているワークや教材を紹介していきたいと思います。

 

創造的な問題解決力を磨く「水平思考 推理パズル」って知ってますか?

1つめは、a.school生に大人気の「水平思考 推理パズル」!イギリス人のエドワード・デボノさんが、既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法として提唱し、その力を磨くための推理パズルが世界中で大人気になっています。

 

例えば、こんなクイズ。皆さんはどう考えますか?

 

2人の男がテニスをしていた。5セットのプレイで、2人とも3セット勝利した。なぜこのようなことがありえたのだろう?

わかりましたか?

 

 

 

答えは、「2人はダブルスのパートナー同士で、一緒に組んで勝利した」から。

 

「2人の男が・・・」と聞いて2人しかいないと思い込んでしまうと、「何か特別ルールが?」「何かずるがあったのでは?」など、勝負方法についてしか考えられなくなってしまいますが、そこから少し視点を広げられれば、ダブルスの可能性を発見できるかもしれません。

 

では、もう一つ。次の問題は、ちょっと難しいかもしれません。

 

男がバーに入り、バーテンダーに1杯の水を求めた。しかしバーテンダーは、水を出す代わりに銃を出して男に向けた。するとその男は「ありがとう」と言い残して店を出て行った。何が起こったのだろうか?

さあ、どうでしょうか?この問題がすぐにわかった方は、強い水平思考力の持ち主です。

 

 

 

さーて、答えはなんと、「男はしゃっくりの発作に襲われていて、水を飲んで止めるつもりだった。話し素振りからそれに気づいたバーテンが機転をきかせ、銃を出して男をびっくりさせた。当然、水は不要になった」というもの。

 

「こんなの思いつかないよ!」「何だよ、この問題!」とお怒りになった方もいるかもしれません。銃なんて日本ではありえませんしね。実際に、初めて水平思考 推理パズルに挑んだ子の大半は、唖然としているか、怒ります(笑)ただ、これを繰り返していくと、考えるのが面白くなり、喜々として「すごく楽しい!」「もっと問題出して!」と言うようになります。

 

 

 

諦めずに試行錯誤するチカラがつく

実は、これらの問題。じーっと頭の中だけで考えるわけではありません。設問者(私)に対して、自由に質問ができるのです。質問は、「はい」「いいえ」で答えられるものであれば何でもOK!例えば、1問目であれば、「特別なルールはある?」「いいえ」「審判はミスを犯した?」「いいえ」「2人は対決した?」「いいえ」といった流れで、答えを推測していくことができるのです。

 

2問目はすぐには答えまでたどり着かないかもしれませんが、「ありがとうと言ったのは本当に感謝していた?」「はい」「水をもらうための目的は結果的に達せられた?」「はい」「バーテンダーは普通の状態だった?」「はい」「男は普通の状態だった?」「いいえ」「普通でない状態とは病気?」「いいえ」などという質問の流れがあれば、しゃっくりにたどり着くことができるかもしれません。

 

このように、制限時間(例えば5分間)の中で設問者にたくさんの質問をし、答えを推測しては問いを投げかけ、を繰り返しながら、答えを導いていきます。自分の頭だけで考えるのではなく、他の人の質問からもヒントが得られるのが特徴です。

 

 

 

では、子どもたちはどれくらい質問をすると思いますか?初めて参加した子の大半は、ほとんど質問をせずただじーっと考えてしまい、答えが出せません。これが、慣れてくると、色々な視点で質問するようになり、正答率がぐっと上がります。思考力はもちろんですが、質問力や試行錯誤力が非常に重要なワークなのです。

 

この、問題に対して「試行錯誤する姿勢」や「粘り強さ」は、算数・数学が得意な子の共通の特徴の1つです。できる・できないの前に、わからない時にすぐに諦めず何度も挑み続けられるか、は大事ですよね。

 

色んな視点で物事や問題を見れるように

そして、水平思考 推理ゲームでもう一つ鍛えられるのは「創造的思考力」です。算数・数学では、「論理的思考力が大事!」と思われている方も多いと思います。論理的に考えることは確かに大事で、計算や図形の問題を解く基本になりますが、既成の枠に捕らわれずに様々な視点から考える「創造的思考力」も忘れてはいけません。

 

 

 

この思考は、習ったやり方が通用しなくてわからない、ちょっと捻った問題になると解けない、という子には特に必要な思考です。算数・数学は、やり方を覚えればいいという科目ではありませんし、実際に中学・高校・大学受験でも、難関校は比較的そういった創造的な問題を多く出してきます。頭が固いなと思ったら、ぜひ「水平思考 推理ゲーム」で柔らかく考えるチカラを鍛えてはいかがでしょうか?a.schoolでは、算数(小学生対象)・数学(中高生対象)の授業をそれぞれ二回まで無料で体験いただけますので、ぜひ遊びにいらしてください(ちなみに授業では、問題を楽しく解くだけではなく、「どう考えたの?」という思考のふりかえりを重視しており、そこから算数・数学の問題への向き合い方に繋げています)。

 

「水平思考 推理ゲーム」の関連本はそれこそ数多く販売されているので、amazonや書店で探してみてください。ちなみに、a.schoolで使っているのは以下のシリーズです(リンクあり)。

 

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