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授業レポート

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  • 2017.03.29

中高生が挑む!最先端サイエンス vol.06(探究ラボ)

表紙用①

こんにちは、現役大学生、春から社会人のライターインターン、武井奏絵です!

シリーズでお伝えしている「中高生が挑む!最先端サイエンス」。
レポート第六弾の今回は前回に引き続き、チーム毎にどんな商品やサービスを作り出すかという案を固め、更にお金を稼ぐ方法までを検討します。
アイデアが具体的になるにつれて生まれる課題の数々、はたして生徒たちはどのように立ち向かうのでしょうか。

インプット⇔アウトプットの「学びのサイクル」

「宇宙機チーム」(注1)では、小学生を対象に自分たちが今まで調べてきた「宇宙機」の魅力を伝えるワークショップを開催することに。

イベントを企画・準備して開催するまでには、様々な作業が発生します。
そこで、宇宙機チームのメンター(子どもたちの学びをサポートする、大学生スタッフ)がチーム最年長のAちゃんに「プロジェクトマネージャー」の役割を担うことを提案しました。

「やりたい!そういうの好き!」
何事にも積極的なAちゃん、与えられた責任にノリノリです。
早速誰に言われるでもなく、模擬ワークショップを作り込み、メンターや岩田さん(a.school代表/校長)に対して実演してみせます。

(注1)「宇宙機」とは:一般人が気軽に宇宙旅行をできるように特化した宇宙シャトル。

自分のアイデアを思う存分お披露目するAちゃん

周りからフィードバックをもらいつつ、自分でも実際にやってみて得た気付きをすぐさま企画に反映します。
「相手は小学生だから絵を使うと楽しそう」
「小学生は物事を『主観的』に捉えがち。だからこの言葉遣いは難しいかな」
自分がサービスを通して魅力を伝えたい相手の立場から、アイデアを見直します。

「自分が収集してきた情報をもとにアウトプットを創り出す」
「顧客目線に立って自分のアウトプットを見直す」
「得た気付きをもとにさらに磨きをかける」
インプットとアウトプットのサイクルを気づかないうちに回しているAちゃん。
初回に比べて大きな成長を見せてくれました。

誰のためのサービスなのか、原点に立ち返る

一方の「台風発電」(注2)チーム。
次の授業までに、技術を開発している会社を訪問して自分たちのアイデアをぶつけることが決まりました。
そのためにも「台風発電ゲーム」試作品の完成を急ぎます。

「ゲームの形はすごろくではなく、カードにする?」
「ゲームを通して、台風発電だけではなく色々な『再生可能エネルギー』の仕組みがわかるような設定にする?」

(注2)「台風発電」とは:風力発電の技術を応用し、台風を利用してエネルギーを生み出す技術。

「それも面白そう!」と楽しくアイデア出しをする生徒たち

アイデアはポンポン出ますが、どれもしっくりきません。
結局これらのアイデアでゲームを作って一体何になるんだろう・・・?
いきなりゲームの内容を考えようとすると、どうしても視野が狭くなりがちです。

「ゲームの設定を細かくすればするほど、伝えたいことが伝わらないよね。細かくなりすぎたら一旦ひいて、俯瞰してみることが大事だよ。まずみんなはこのゲームを通してどんな対象にどんなことを伝えたいのかな?」
目的を見失いそうになったチームに対して、岩田さんがアドバイスをします。

ビジネスと結び付けてアイデアを形にするためには、その対象(お客様)を明らかにする必要がある。
企画の細部を作り込みながら、時には本来の目的に立ち返りつつ、少しずつリアルなサービス作りを前進させていきます

《まとめ》「誰に届けるどんな価値」を忘れずに

 

ビジネスプランのアイデア出しもいよいよ大詰め。
アイデアを自由に発散し続ける段階も終わり、徐々に「お客様」や「稼ぐ仕組み」を明確にしたビジネスモデルを検討することに。
いざ企画を作り込む段となると、細部にとらわれるあまりに本来の目的を見失いがち。
インプット(情報の収集)とアウトプット(創造・表現)を繰り返すことと同じくらい、ミクロ(詳細の作り込み)とマクロ(ビジネスの大きなストーリーや整合性を俯瞰して確認)の行き来が大切ということを実感した回でした。

回を重ねるごとに思考が柔軟になっていく生徒たち。
初回からの成長が大いに現れた回でした。

▼「中高生が挑む!最先端サイエンス」シリーズ

  1. vol.1 「台風発電」「宇宙機」の探究がスタート!
  2. vol.2 試行錯誤の巻Part1
  3. vol.3 試行錯誤の巻Part2
  4. vol.4 「サイエンス×ビジネス」を考える
  5. vol.5 ビジネス案を発想する
  6. vol.6 ビジネスをつくりこむ
  7. こちらもどうぞ!小学生バージョン「チームで探究したらこう変わった!」

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