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スタッフコラム

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  • 2016.12.13

プログラミングなのに、アナログ?(a.school算数・数学)

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はじまりのプログラミング(全8回・120分)

これからの社会で求められる力として、教育界で盛り上がりを見せている「プログラミング」。 小学校への導入が急速に検討されている中、様々な教室やワークショップで、プログラミング教育が実践・試行されています。

このたびa.schoolでは、1~3月期の算数・数学のプログラムとして、「プログラミング」を取り上げます。せっかく探究していくのですから、はじまりの学校a.schoolならではのプログラミング学習をご提案したいと思っています。

この「ならでは」ということをお伝えするために、冒頭の「プログラミングなのに、アナログ?」という言葉を選びました。一般的には、プログラミングはデジタルの世界で扱われる言葉です。それなのにアナログとはどういうことでしょうか?

そういえば、「デジタル」ってなんだろう?

デジタルの考え方を学ぶドット絵の交換ワークショップ

 

アナログの話の前に、そもそも「デジタル」とはどういう意味かを確認したいと思います。

「デジタル」とは、「数値」という意味です。コンピュータ、つまり計算機が扱える言葉である数値にものごとを置き換える。それがデジタル化するということです。プログラミングは、このデジタルの言葉でコンピュータに「これこれこうしてください」と指令することになります。 ですので、プログラミングといえば、デジタルの言葉で指令書をつくること、つまりある特定のプログラミング言語でコードを書くこと、と捉えるのが一般的です。

土台となるのは、考え方です。

a.schoolでは、プログラミングの「はじまり」を伝えたいと思っています。 ある特定のプログラミング言語でコードを書くことは、すぐにコンピュータが動いてくれることにつながり、思ったように動いてくれるととてもうれしいものです。ですが、日進月歩で発展していくコンピュータの世界で、今あるプログラミング言語が未来で必ず使えるとも限りませんし、コンピュータの方から歩み寄って人間の言葉を読み書きしてくれるようになるかもしれません。

そのような世界になったとき、ある特定の言語でプログラミングできること、つまり「スキルとしてのプログラミング」は相対的に役に立たなくなってしまう恐れがあります。

しかし、そのような世界になっても、コンピュータにお願いすることという「考え方としてのプログラミング」は生きていくと思うのです。

土台となるのは、スキルではなく考え方。プログラミングの「はじまり」はここからだと考えました。

プログラミング思考は、あらかじめ思考。

出す手をあらかじめ決めて勝負するあらかじめジャンケン

 

プログラムは、アルファベットでprogramと書きます。「pro」は「前もって」、「gram」は「書く」という意味です。つまりprogramは前もって書いてコンピュータにお願いしておくという意味なのです。考え方として大事なのは、この「前もって」ではないでしょうか。

別の言葉でいうと「予め」。予想する,予報する,予期する,予告する。これらはすべて前もって何かをしています。「プログラム」というと何か難しそうですが,「あらかじめ」というと日常でよくやっていることだと思います。コンピュータの世界を離れて、日常の世界で「あらかじめ」してみる。その考え方を根本にしたプログラミング学習のプログラムをつくろうと考えました。

手で考える、頭にガツンと残る。

プログラミングの考え方でマンガをつくるチャートコミック

 

今回の「はじまりのプログラミング」では、いわゆるコードを一切書きません。そのかわりに手をふんだんに使います。紙に書く。レバーを回す。カードをめくる。パズルを組み合わせる。このようなアナログな手法をつかって、プログラミング思考を学んでいきます。手をふんだんに使うワークショップ形式にすることで、頭にしっかりと考え方の本質が残るようにデザインしています。

プログラミングなのに,アナログ? とは、コードを書かずに、アナログな手法を使ってプログラミングの「考え方」を学習するということを意味しています。

考え方は、未来でしぶとい。

プログラミング初心者の人も、やったことがある人も、 「はじまりのプログラミング」を一緒につくりませんか?

<実施予定のワークショップ>
・ドット絵のデジタル交換ワークショップ
・オルゴールで想像するコンピュータの原理
・あらかじめジャンケン
・審判のプログラミング
・マンガの革命!?チャートコミック

本プログラムは、2017年1〜3月の「算数」「数学」クラスの中で開催予定です。

  1. 小学ベーシック クラス(主に小4-6対象) 月曜日17:15〜19:15
  2. 中高ベーシック クラス(主に中1-3対象) 月曜日19:30〜21:30
  3. 中高アドバンスト クラス(主に高1-3対象) 火曜日19:30〜21:30

本プログラムにご興味のある方、体験受講を希望される方は、こちらのフォームからご連絡ください。

※本プログラムは、株式会社a.schoolと文字とことばのデザインユニット「二歩」の星功基が協働で企画・制作しています。「考え方」を大事にすることは、星が以前制作に関わっていた『ピタゴラスイッチ』から学んだことです。一緒に、夢中に、学びましょう!

▼二歩のサイト
http://www.unit-niho.com/

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